NTT e-Drone Technology(NTTイードローン)は、Wi-Fiを経由して遠隔地からの操縦指示による完全自動巡回を実現する「Skydio Dock and Remote Ops」の販売を3月1日より開始した。
「Skydio Dock and Remote Ops」は、ドローンに本来期待されていたボタン一つで必要な場所へ飛行し、必要な作業を実施し帰還することを具体化したパッケージ。今まで現場にパイロットが必要であった常識を覆し、遠隔にいるオペレーターもしくはSkydioの自律飛行技術で安全に飛行することが可能だ。定期巡回や危険な場所の監視等が必要な現場において省力化につながる可能性があるため、大きな期待が寄せられている。
利用に際しては、飛行エリアにはWi-Fi環境を用意する必要があるが、NTT東日本が提供する「ギガらくWi-Fi」等を活用したWi-Fi環境構築のサポートもセットで提供し、ワンストップで現場業務の省力化をサポートすることも可能。
◎自動巡回できるから、定期巡回や危険個所の見回りを省力化
対象施設内で指定した複数のポイントを記憶させ、ルート設定させるだけで、障害物等を回避しながら自動巡回。また、その飛行ルート、タイムスケジュールを複数設定し、繰り返し飛行させることができる。
◎自動給電できるから、現地で充電の手間を省力化
Dock内のクレードルに給電機能が備わっているため、ドローンの運用において手間となっていたバッテリーの充電作業を省力化できる。
◎遠隔地から操作できるから、現地のドローン運用を省力化
オペレーターが遠隔地から「Skydio 2+ for Dock」を遠隔操縦できます。また、遠隔地から「Skydio Cloud」を経由し、撮影データを閲覧することができる。
◎Skydio Dockアクティベート講習
「Skydio Dock and Remote Ops」の操作方法等、実機操作を含めたカリキュラムを提供。
◎Wi-Fi環境コンサルティング
「Skydio Dock」の設置場所、飛行ルートに必要なWi-Fi環境の整備に関して、現地での電波調査、アクセスポイントの設置場所確認を実施する。併せて、NTT東日本のサポート付きWi-Fiサービス「ギガらくWi-Fi」の紹介も可能。
◎実証内容
Skydio Dock and Remote Ops(Skydio Dock Lite)を最長14日間レンタル提供し、課題に対する効果検証を実施
◎提供内容
◎提供場所
日本全国(離島を除く)
※実証環境は屋内のみ(天井含む5面が覆われていること)
※飛行ルート上にWi-Fi環境が必須
◎提供条件
貸出責任者を2名用意
貸出責任者はSkydio認定講習を受講する(有償)
◎提供価格(税抜)
100万円(交通費含む)
※現地立会が2日を超える場合、1日あたり20万円の追加費用が発生
※貸出延長の場合、1日あたり10万円の追加費用が発生
※貸出期間中に夜間土日のサポートが必要な場合、別途見積り
※Wi-Fi環境の整備が必要な場合は別途費用が発生