2022年4月にオーディーエスが開始したICT支援サービス「教育機関向けiPad修理パック」は、初年度の目標であった50機関を超え、2023年2月末現在、全国で70機関に利用されている。
業務用情報端末メーカーでありデジタルソリューション事業を展開する同社は、自社の業務用情報端末(タブレットPC)や映像・音響機器などの修理業務を長年行っており、経験豊富な修理スタッフによる修理体制とテクニカルサポートやヘルプデスクおよびサポート業務を円滑に行えるシステムが構築されている。近年では多数のスタッフがICT支援員やGoogle for Education認定の資格を取得し、GIGAスクール構想でデジタル化が進む学びの環境を多方面から支えるべくICT支援サービスを展開している。
同社のICT支援サービスの一環である「iPad修理パック」は現在、全国で70機関・保有台数23万台を対象にサービスを提供している。 第三者修理サービスのため、メーカー保証終了後の故障やユーザーの責による故障にも対応できることとメーカー修理より比較的安価であることが導入の決め手となるようだ。
<修理事例>
実際の修理内容も、ユーザーの責による落下によるフロントガラス割れによる部品交換が全体の約75%を占める(同社実績)。iPadの設定環境や保存データを保持したままで修理を行うため、修理返却後の作業が不要であることもメリットだ。
iPadを導入はしたものの、保守運用にかかるコストや現場作業に頭を悩ませている教育機関は多い。「iPad修理パック」は、コストメリットだけでなく、対象機器の発送から不良解析、返送までをトータルで支援し、現場の負担軽減に寄与する。