大阪府岸和田市で2月13日、顔認証技術を活用した登園把握の実証実験が始まった。NTT西日本、コドモンとの協働。市立千喜里保育所において、3月11日まで実施する。
昨今、保育現場においては、人手不足、新型コロナウイルス拡大等による保育業務の増加が問題となっている。このような中、保育現場のDXを進め、「子供・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」を実現することは急務となっている。
本実証実験では、ICT サービス「CoDMON」のQRコードを利用した登園打刻データと顔認証データを突合し、子供に対する顔認証の精度等の効果検証をするとともに、CoDMONの出欠データや通知機能を活用して欠席連絡がない未認証園児の保護者へのメール通知及び既読管理の仕組みを構築する。
市は今回の実証実験を通じ、欠席連絡がない園児の保護者へ自動的に通知する仕組みを、市立保育所へ導入する検討を進め、ヒューマンエラーを起因とする事故の防止に取り組んでいく。
これら実証で得られた知見をいかし、今後も更なる「子供・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」を図るよう努めるとしている。