宮城県中新田高校は、全国での生徒募集を実施するにあたり、伝統ある校歌を現代風にアレンジしてMV化することで「自分たちの仲間を自分たちで集めるクリエイティブな高校」としてPRするプロジェクトを開始。楽曲の方向性、キャラクター案、ボーカル収録のディレクションなど、生徒がジーアングルのクリエイターと連携し、自主的に判断して制作したMVが、同校YouTubeチャンネルにて公開された。
中新田高校のある加美町ではデジタル人材を町内に育成し、地域活性を図るプロジェクト「KAMI CREATIVE ACADEMY」を2022年から開始し、クリエイティブ教育講師としてジーアングルが参画してきた。
その中で2023年度より全国募集を開始する同校の生徒と交流し「どうしたら全国の中学生やご家庭に中新田高校を知ってもらい、魅力を感じ、応募をしてもらえるか」をテーマとしてプロジェクトを進行。文化祭での生徒アンケートやディスカッションを重ね、校歌を現代風にアレンジ、POPなMV(ミュージックビデオ)にしてPRしようと決定した。
MVに必要となるキャラクターのデザインや、アニメーション制作、ボーカルのリモート収録といった体験を通して、「どうしたら自分たちの学校をより魅力的に伝えられるか」を目的に、生徒たちが自主的にMVの方向性を判断。
その方向性を元に、ジーアングルのサウンドクリエイター、映像クリエイター、アニメーション制作担当などが協力し、4か月の期間を掛けて「【校歌アレンジMV】中新田高校校歌をPOPにしてみた」が完成した。
こういった「KAMI CREATIVE ACADEMY」での取り組みは、NHK仙台の情報番組『てれまさむね』をはじめ、各メディアで取り上げられ大きな話題となった。
同校では今後も学校設定教科「地域創造学」の一環として、こうしたクリエイティブで地域を活性化させ、人材を育成する取り組みを継続していくという。