リクルート進学総研は1月5日、全国の高校を対象に実施した「高校教育改革に関する調査2022」(オープンキャンパス編)の調査結果を公表した。
調査は、高校の教育改革の現状を明らかにする目的で、全国の全日制高校に対して、 新学習指導要領やICT活用等の取り組みについて聞いたもの。2022年8月から9月にかけて、郵送およびインターネットを介して実施した。集計対象数は943件。
「推奨している」と回答したうち、「強く推奨している」と回答した高校教員は約6割で半数を超える。大短進学率別に見ても、70%未満層・70%以上層共に「推奨している・計」は9割を超えており、進学率にかかわらず推奨されている。
進路検討における「オープンキャンパス」参加の推奨度(単一回答)
大短進学率別に見ると、70%以上層の1位は「志望校への意欲・モチベーション維持・向上のため」28.7%で、70%未満層の同項目16.3%より10ポイント以上高い。一方、70%未満層は1位「雰囲気を知り具体的なイメージを形成するため」24.6%、2位「入学後のミスマッチの防止・齟齬の解消」21.0%で、共に70%以上層よりポイントが高い。進学率によって推奨理由に違いが見られる結果となった。
オープンキャンパスの推奨理由(オープンキャンパス参加を推奨している高校のうち、自由回答に回答のあった高校/自由回答を類型化しランキング化)
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