鳥取市立気高中学校(鳥取県)では、2021年よりオンライン英語トレーニング「スパトレ」を導入し、授業に取り入れている。昨年11月24日、深澤義彦市長が市の「グローバル化や情報化等に対応した授業改善を進め、児童生徒一人ひとりの主体的・対話的で深い学びの実現」という教育方針の実現に向け、同校を視察に訪れた。
市長は、校長からカリキュラムなどの説明を受けた後、25分間のオンラインマンツーマン英語トレーニングの様子を視察した。
同校では2021年の「スパトレ」導入以来、全校生徒が教科書に準拠したプログラムを受講している。生徒向けのアンケートでは96%以上の生徒がまた受けたいと回答、「もっと英語が上手くなりたい」「海外の人と楽しく話がしたい。」などポジティブな意見が多い。
授業を視察した深澤市長は、「自分が学生の頃の授業は、教師の講義が中心で、外国の方と直接英語で会話をするような機会はありませんでした。オンライン英会話授業によって、生徒が1対1で外国の講師と直接英語でやりとりする経験を重ねることができ、一人ひとりのコミュニケーション能力の育成につながるのでは」と感想を述べた。
スパトレは予習復習を必要とした、25分Skypeで外国人講師と英語の授業をマンツーマンで行うサービス。第二言語習得論の第一人者である白井恭弘教授(ケース・ウェスタン・リザーブ大学認知科学科)が監修を行っている。
東京書籍・三省堂・開隆堂・光村図書といった教科書会社と提携し、教科書に準拠したプログラムをスピーキングだけでなくライティングやリスニング等全てのパートで利用できる。生徒一人に対し一人の講師がオンラインで指導するマンツーマンまたはグループの授業をオンラインで受講可能。
教室から受講することができ、得意な生徒には発展的な内容を、苦手な生徒には基礎を、興味がない生徒には関心を持たせるような活動を同時間で同じユニットに対し行うことができる。事前に日本語の授業教案を確認し、ウェブサイト上から予約。ライティングを提出すればネイティブ講師が添削を生徒個人に返却する。さらに指導計画に基づく5段階の評価を得ることができ、指導負担の軽減にもつながる。