国際会議や観光などにおける5Gを活用したメタバースやホログラムの有用性検証や技術的な課題抽出を目的とした実証実験を、NTTコミュニケーションズNTTドコモは2月24日・25日の2日間、愛知県国際展示場で実施する。
■あいちデジタルアイランドプロジェクトの一環として実証を実施
愛知県が2022年6月に立ち上げた「あいちデジタルアイランドプロジェクト」では、愛知県常滑市の中部国際空港島および周辺地域を、5Gなどの先進技術を活用した革新的事業・サービスのオープンイノベーションフィールドとして位置付けている。2030年に導入が見込まれる近未来の事業・サービスを、2025年度を目途に社会実装することが目指される。今回の実証は、あいちデジタルアイランドプロジェクトの一環として行われる。
■仮想空間で日本とシンガポールの国際会議などを展開
実証実験では、NTTコノキューの仮想空間プラットフォーム「DOOR」やアバター作成システム「ドコモ・アバターポータル」、アスカネットのホログラムシステム(空中ディスプレイ)「ASKA3D」、H2Lのホログラムシステム「HoloD」を活用し、日本とシンガポール間での国際会議や観光体験が行われる。
■従来のオンライン会議との実用性を比較
「DOOR」の空間内ではアバター同士による会議や観光地を再現した空間の散策や観光名所の360°映像の視聴体験を実施。「ASKA3D」、「HoloD」では人や映像が立体的に表現された会議の体験が行われる。その体験を通して、従来のオンライン会議との実用性の比較や観光地の魅力発信に関する有用性を検証する。
■ホログラムなどの先進技術を活用して事業やサービスを創出
今後、NTTコミュニケーションズNTTドコモは、今回の実証で抽出した課題を踏まえ、5G、メタバース、ホログラムなどの先進技術を活用した事業やサービスの創出をめざす。
<実証の概要>
実施日程:2023年2月24日(金)・25日(土)の2日間
実施場所:愛知県国際展示場
実証内容:国際会議や観光などにおける5Gを活用したメタバースやホログラムなどの先進技術の有用性検証