市立学校における感染症対策の一つとして教室の換気対策に努めている横浜市は1月から、各クラスの場所や場面に応じて、効果的な換気を行うことができるよう、全市立学校に二酸化炭素濃度が測定できるCO2モニターを設置している。 「空気の見える化」を図り、児童生徒の換気の実践や意識の向上を進め、安全・安心な学校環境につなげるのが目的。
市内全509校、全クラスに計10,071台設置し、教室内の二酸化炭素濃度1,000ppm(※)を目安に換気に取り組んでいる。各校に設置しているCO2モニターのうち4台は、二酸化炭素濃度などのデータをWEB上に表示することが可能で、各校の二酸化炭素濃度等をWEBページを通じて公表している。
全市立学校、全クラスにCO2モニターを設置し、それらのデータをWEBページで公表する取り組みは全国初という。
(※)政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会において、学校でも「できる限り1,000ppm相当の換気等に取り組むことが望ましい」とされていることを踏まえた目安。