大阪府太子町と四天王寺大学はこのほど、双方の強みをいかした活動をより一層深化させていくことを目的に、9分野にわたる包括連携協定を締結した。同町は教育機関との連携は初めてという。
太子町・田中祐二町長(左)と四天王寺大学・須原祥二学長(右)
連携事項は以下の9分野。
具体的には、▽大学から町に対し、古墳絵本の寄贈▽太子町、四天王寺大学,四天王寺大学短期大学部、大阪南農業協同組合や地元和菓子店などとの産官学連携による新たな特産品の共同開発▽新たなふるさと納税返礼品の企画・開発(特産品のブドウやミカンを使った新たなスイーツやブドウなどの枝打ちしたの木を使ったウッドチップなど)▽太子町広報サポーター事業への学生の参加やSNSによる情報発信に向けた相互協力などに取り組む。
四天王寺大学は2022年、地域連携推進センターを開設し、地元の自治体や企業と学生の積極的な交流を促進。地域に根ざした大学を目指している。周辺自治体や企業との地域連携協定の締結を加速させており、今回の太子町との連携もその一環。今後、学生が主体となり同町と積極的に交流していくという。