NECは、全国の公立小中学校の児童生徒に対し、 GIGAスクール端末(PC、タブレット)の利活用を支援する「学校ICT総合サポート」を2020年度に開設し運用している。このほど、2022年8月の本サービスの利用実態レポートを一部公開した。
アプリの利用方法31%、端末トラブル30%、端末・周辺機器の利用方法23%、設定代行11%。アプリの利用方法の中では、特にGoogle、授業支援・採点支援ツール、学習eポータルOpen Platform for Education(OPE)について問合せが多くなっている。
学校ICT総合サポートへ問合せは、教員からが最も多く62%、続いて教育委員会14%、保護者11%。
本調査の結果から、現場ではICTを活用した授業の前に、操作方法の習熟やトラブル対応に追われている現状が明らかになった。同社では、今回の調査結果を踏まえ、学校現場がICTを用いたより良い授業・学習に専念できるよう、ヘルプデスクにて課題解決を支援していくとしている。
【レポート概要】
調査対象 学校ICT総合サポートを利用する自治体・学校よりランダムに抽出した77団体
調査方法 対応チャネル(電話・メール・チャット・FAX)による問合せデータを集計
調査期間 2022年8月1日~ 31日