茨城県教育委員会は12月、公立中高・特別支援学校の部活動の運営方針を改訂した。現行の運営方針では、1日あたりの活動時間を、平日は中高で「2時間程度」、休日は中学校「3時間程度」・高校「4時間程度」と表現していたが、「程度」を「上限」に変更。また、休養日についても、現行で「週1日」の設定だった高校を「原則週2日(平日1、休日1)」にするなど、適切な休養を確保するための活動時間管理の徹底を求めている。
部活動の地域移行に関しては、2023年度から段階的に進め、中学校は2025年度末、高校は2026年度末を目途に、休日に部活動指導を行う教員をゼロにするとしている。
現行の運営方針は2019年度に策定。今回の改訂は、2022年5月に県の有識者会議で取りまとめられた提言を反映した。提言では、地域移行に重点を置いた部活動改革やこれまでの県の運営方針に定められた活動時間等の遵守、見直しの徹底が求められていた。
改訂版は4月から運用開始予定。公立小学校も本方針に準ずる。