愛知県扶桑町立柏森小学校で1月21日、PTAが主催する「親子参加型防災オンライン授業」が実施される。
震災以降に生まれた子供たちは現時点で約1,100万人にのぼり、東日本大震災の記憶が無い子供たちは今や人口の1割近くになった。このまま震災の記憶と危機感を風化させてはいけないという保護者らの思いから、PTAが主体となり発案。
学校に無料でキャリアの出前授業などを提供しているTERAKOYA Programや学校と連携し、今回の特別授業が開催されることとなった。
当日は、東北と愛知、東京をオンラインで繋ぎ、親子参加型の防災授業を行う。講師を務めるのは、中学2年生で東日本大震災を経験し、現在は岩手県釜石市にある震災伝承館「いのちをつなぐ未来館」で津波伝承の語り部として活動している川崎杏樹さん。
川崎さんは、「今回の授業で、東日本大震災の実体験を紹介し、地震津波のリアルを伝えることで、備えることの大切さを再認識する時間となれば」と話す。