ルネサンスでは、小中学校における子供の水泳学習の機会確保及び学校や教員の負担軽減等の課題解決に向けて、水泳授業の支援を行っている。9月28日、今年度の支援件数が前年比約1.5倍の25自治体・小中学校50校となったことを発表した。
各地で学校プールの老朽化や維持管理に伴うコスト増加から、学校プールでの水泳授業の継続が難しくなる等子どもの水泳学習機会の確保が課題となっている。また、猛暑や豪雨による授業回数の減少や教員の水泳授業準備への負担等複数の課題に対し、民間スイミングスクールが協力することで、子どもの水泳学習の機会確保や泳力の向上が期待されている。
同社は8月末現在、全国97箇所でジュニアスイミングスクールを展開しており、近隣の自治体や学校等と連携し、水泳授業の支援を行っている。同社のスポーツクラブがない地域においては、スイミングコーチを派遣しての水泳授業の受託にも取り組んでいる。
本取り組みを本格的に開始した2020年度以降、自治体や学校からの相談は年々増加しており、今年度の受託件数は25自治体、50校(8月末時点)と、前年度の約1.5倍に増加した。
同社では、学校の課題や要望に応じて、主に4つのパターンで水泳授業を支援している。
同社スイミングコーチが那智勝浦町の小学校を訪問し、教員に向けた水泳指導の研修会と児童に向けた水泳授業を実施した。
研修会に参加した教員からは、「子どもの泳力を向上させる指導」と「安全に指導をする為のスキル」を学ぶことで、水泳指導への自信が高まったとの感想が得られた。また3年ぶりの水泳授業となった児童は、「泳げる距離が伸びた」「楽に泳ぐヒントが得られた」等の成果が見られたという。