岡山県立岡山南高等学校では、服飾デザイン科主催の「産学連携実学体験プロジェクト(Minami Practical Science、以下:MPS)」において、今期のテーマである「岡山県産デニムを用いたバスガイドの制服」が完成。12月22日、お披露目会を実施した。
MPSは、岡山県の主要産業である繊維・服飾業について専門的に学んでいる岡山南高校服飾デザイン科の生徒たちが、企業が行っている活動を体験することで、自身のキャリアアップや産業の活性化につなげようとするプロジェクト。連携企業である菅公学生服と2014年度より協同でキャリア教育を推進している。
今年度のMPSは、岡山市の下電観光バスからの依頼を受け、ジャパンブルーと連携し、「岡山県産デニムを用いたバスガイドの制服」企画にチャレンジした。
活動は5月にスタートし、両社への取材などを行いながら企画デザインを考案し、9月に行われたプレゼンテーションで3企画を選出。このほど制服が完成し、生徒によるプレゼンテーションと共にファッションショー形式のお披露目会が行われた。3種類の制服は、下電観光バスのバスガイド制服として来年1月から着用される予定だ。
岡山の名産であるデニムを用いて、下電観光バスのバスガイドの制服を考え、デザインや機能性など、下電観光バスのバスガイドの制服にふさわしい、そして岡山県産デニムの魅力が生きるコーディネートを検討しました。
今回の活動を、私たちは次のような視点で取り組みました。1つ目が、実際に着用する人の声を大切にすること。2つ目が、わかりやすいコンシプトを立てた上で一貫性のあるデザインを検討すること。3つ目が、各社が気づいていない魅力を伝えることです。ただ自分たちがいいと思う商品を作るのではなく、リアルなものづくりの視点での活動に取り組みました。