熊本県合志市、NTTドコモ九州支社、NTTコミュニケーションズ、クロスカルチャーは、地域社会の発展に向けてICT活用に関する連携協定を12月22日に締結した。デジタル技術やデータを活用し、まちの魅力の見える化やICT活用人材の育成などに取り組む。
同市は、健康と併せて幸福を感じることができるまちづくり「健康幸福都市こうし」の実現に取り組んでいる。本協定では、市民の声を見える化し、まちづくりへ活用するほか、デジタルデバイドの解消などに取り組む。また、同市の周辺地域では、大規模工業団地の整備が予定されていることから、地域に根ざした技術者やICT活用人材の育成を行うことで、地域経済の活性化を目指す。
具体的な取り組みは以下の通り。
◎まちの魅力の見える化
「SSPP (サステナブル・スマートシティ・パートナー・プログラム)」の取り組みのひとつである、地域の豊かさを可視化する「SUGATAMI」を活用し、同市が保有する調査結果などから、市の魅力を見える化し、まちづくりに活用する。
◎技術者やICT活用人材の育成
合志市の子どもたちがデジタル技術に触れる機会を創出するため、地域の学生などと連携したプログラミング教室などを開催する。
◎デジタルデバイドの解消
市民向けのデジタル活用支援講座の開催や、スマートフォン操作の相談窓口の設置、地域のデジタル化推進支援員育成などに取り組む。