熊本大学はこのほど、学生が所属する新しい学部組織(学士課程)として、デジタルトランスフォーメーション(DX)、数理・データサイエンス(DS)の素養を身に付け、DX課題に対応することのできる人材を育成する学部等連係課程「情報融合学環(仮称)」及び半導体デバイスの製造・評価・開発に携わることのできる人材を育成する「工学部半導体デバイス工学課程(仮称)」を、2024年度に設置する構想を発表した。
「情報融合学環(仮称)」には、DS総合コース(仮称)、DS半導体コースを設け、文理融合、実践的教育、学内連携、地域連携、大学間連携により、DX、数理・データサイエンス人材を育成し、卒業後は、データサイエンティストとして企業や行政等、幅広い分野で活躍することを想定している。
また、大学院との接続として、本学の大学院自然科学教育部だけでなく、大学院社会文化科学教育部並びに生命科学系の大学院への進学も可能とする教育プログラムを展開する。
「工学部半導体デバイス工学課程(仮称)」では、半導体デバイスの製造過程における基盤的専門知識を備え、半導体デバイスの製造・評価・開発に携われる人材として、半導体関連エンジニアとして熊本から世界で活躍する人材を育成することに加え、工学部他学科と同様、大学院自然科学教育部博士前期課程と連携した6年一貫の教育プログラムとして整え、専門性をさらに深化することを可能としている。