茨城県では、多様化する行政課題や県民ニーズに対応するため、デジタル技術を活用した新たな行政サービスの創出や業務改革の推進を図る「DX推進プロジェクト」に取り組んでおり、今年度のテーマの一つとして「子育て支援」を掲げている。
ミラボは、このプロジェクトに参加し、子育て世代の負担軽減を図るため、ミラボのオンライン予約・受付サービス「 e-YOYAKU+ (イーヨヤクプラス)」を活用した実証実験を行うこととなった。
これまで 一時預かり保育の予約受付は、窓口もしくは電話受付で行っており、受付時間にも制限があった。働く子育て世代にとっては予約連絡の時間が取りづらく、また聴覚障がいのある方・発話が難しい方や、日本語が得意ではない方にとっても、電話や窓口での予約が難しい状況だった。
そこで、県と水戸市および同社が連携協力し、12月1日より、水戸市内の一時預かり施設において検索・予約オンラインサービスの実証実験を開始した。期間は2024年3月まで。
「 e-YOYAKU+ 」は自治体窓口での手続きや各施設でのイベントなどのオンライン予約ができるサービス。自治体ごとの運用方法に合わせた条件設定や時間枠指定など、柔軟なカスタマイズが可能だ。今回の実証実験で本サービスを活用することにより、24時間いつでも予約ができるほか、多言語翻訳機能や音声読み上げ機能を活用し、より利用しやすい子育て支援サービスを提供できるようになる。