U-22プログラミング・コンテスト実行委員会は11月27日、東京・千代田区の秋葉原コンベンションホールで最終審査会を開催。エントリー328作品(応募者総数995人)の中から事前審査、1次審査を勝ち抜いた入選16作品のプレゼンテーションが行われ、各賞が決定した。
経済産業大臣賞には、米丸賜喜さんの「Nf7」、竹渕高樹さん(日本工学院専門学校)の「ButiEngine」、町田射空さん(苫小牧工業高等専門学校)の「Interplayer」、SUNGCCさん(専門学校サンテクノカレッジ)の「不思議なおもちゃとパズルの世界」の4作品が輝いた。
今回の受賞作品の特徴は「技術力」。オリジナル言語、自作ゲームエンジンだけでなく、オリジナル言語で制作したゲームや、オンラインパーティーアクションゲームのデモに果敢にも挑戦した作品など、「U-22」の特徴が集約された年となった。
そんな中、経済産業大臣賞を受賞したのは、ノードを組み合わせて作るビジュアルプログラミング言語「Nf7」(経済産業大臣賞<総合>)、学内のチームにおけるゲーム制作中の課題を背景とした自作ゲームエンジン「ButiEngine」(経済産業大臣賞<テクノロジー>)、プログラマー用だけでなく、学習サポートツールとしての可能性も高い自作言語パズルゲーム「Interplayer」(経済産業大臣賞<アイデア>)、大臣賞受賞作品のうち、唯一既存のゲームエンジンを使用しているものの、開発環境原理と仕様をきちんと理解し、ユーザの操作性を考慮して制作されたゲーム「不思議なおもちゃとパズルの世界」(経済産業大臣賞<プロダクト>)が受賞した。
そのほかの受賞作品はこちらで確認できる。
またこの日は、今回初の試みとなった、来年のキービジュアル候補を選出する「U-22キービジュアルコンテスト」の優秀賞3作品も発表された。