和歌山県橋本市の「ガーデンタウンさつき台」で11月4日、このニュータウンの開発を手掛ける大倉による、スマートホーム体験型の社会見学会が行われた。堺市立美木多小学校の5年生129名が参加した。
今回の社会見学は、「情報化社会」の学習の中で児童に最先端の技術を体験させたいとの学校側の要望により、始動した。
「情報化社会」の学習ということで、AI+IoTの技術を駆使したスマートホームと、医療機関と連携するヘルスケアシステムについて、“ 収集された様々な「情報」が暮らしの中でどのように利用活用されているのか ” という内容を学べるよう計画。児童らは各グループに分かれ、「スマートホーム体験」と担任教諭による「未来の暮らしについての動画視聴とプチ授業」の活動を行った。
スマートホーム体験では、なかなか見学することのないモデルハウスに興味津々の様子で、音声やスマートフォンで家電を一斉にコントロールできることや、外出中でも家電を遠隔操作できることなどを体験。児童からは驚きの喚声があがり、多くの質問が寄せられたという。
また、カメラによる顔認証で、家族の帰宅外出を通知し安心に繋がることや、お年寄りの見守りに繋がることを学び、未来のスマートホームでは、体温や心拍数、睡眠状態などの健康情報を医療機関に送って健康管理のサポートができるようになることも学んだ。
教員によるプチ授業では、「未来の家を考えよう」をテーマに意見を出し合った後、それぞれが発表。面白いアイデアを出したチームが、表彰式にて「大倉賞」のSDGsバッチを受け取り、表彰された。
「小学生が『情報を生かして発展する最新技術』を学ぶには、身近な事例で体験し、自分事として考えることが良いのではないかと考えました。大倉さんには企画段階から様々な要望を聞いていただき、子どもたちの学びの大きな動機付けとなりました。この社会科見学がその後の学習にも生かされました」