JMCが運営事務局を務める教育ネットワーク情報セキュリティ推進委員会(ISEN)は11月18日、 「2021年度 学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書(第2版)を公表した。
本報告書は、2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)に発生した情報セキュリティ事故の集計結果や発生件数の推移、事故の特徴などの調査結果をまとめたもの。なお、学校や自治体が発表・公開した情報を集計しており、発生したすべての個人情報漏えい事故を網羅したものではない。
第2版は、今年6月に発行された第1版に2022年11月14日時点での調査結果を追加して反映した。
今回の調査では、例年事故が多い年度始めや成績処理の時期・学期末に加えて、行事やテストが多い10月に事故が多く発生し、「書類」と「電子メール」が漏えい経路・媒体となった事故が全体の70%を占める結果となった。
漏えい種類別事故発生件数は、6月10日に公表した調査報告書(第1版)と比べて12件増加。漏えい種類別に、紛失・置き忘れで6件、誤廃棄で2件、誤配布や誤送信、誤公開、目的外使用で各1件確認された。
(調査項目)
「令和3年度 学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書<第2版>(PDF)
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ISEN事務局 e-mail:isen@jmc-edu.co.jp