一社・日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は、教育現場での先進的なICTを活用実践事例を募集した「ICT夢コンテスト2022」の受賞者を発表。最高賞である文部科学大臣賞(学校)を、三重大学教育学部附属小学校・前田昌志教諭の「360度VR映像を活用した公開授業システムの開発と実践」が受賞した。
本実践は、日本初となる、360度VR映像による全国規模のオンライン公開授業の取り組み。①VR空間を活用した「端末画面のリアルタイム投影」で、GIGAスクール構想における一人一台端末を活用した授業にも対応した映像であること、②全教員が撮影・編集、そして授業公開を行い、「チーム附属小」でコロナ禍を乗り越えたこと等が評価され、「withコロナ時代の新しい教員研修の形」として期待されている。
なお、同校では、本システムを活用した公開授業を11月25日にオンラインで開催する。参加申込は11月24日まで。詳細はこちらで確認できる。
その他の主な受賞者は以下のとおり。表彰式は2023年3月3日(金)に、東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される。
<文部科学大臣賞(地域)>
中学生がYouTuberとして地域活性化に貢献する、大栄中YouTu部の挑戦
北栄町立大栄中学校 教諭 足羽 智史、教諭 伊藤 恵、ICT支援員 原田 知典、地域コーディネータ 秋山 英正
<総務大臣賞>
直接交流とオンライン交流の良さを生かした「オンライン旅行」制作の実践
相模原市立富士見小学校 指導教諭 鈴木 真樹、 相模原市立横山小学校 総括教諭 堀井 恵利
<NHK賞>
VRコンテンツを活用した体育と物理による教科横断的な学びの実践
松戸市立松戸高等学校 教諭 瀬和 真一郎、松戸市立松戸高等学校 教諭 太田 和朗、東京学芸大学 准教授 鈴木 直樹、SOLIZE株式会社 増田 秀仙
◆各賞受賞者一覧はこちらで確認できる。