横浜市は11月10日、ポケモン・ウィズ・ユー財団と協定を締結し、子供たちの健全な育成や障壁となる課題の解決に向けて連携すると発表した。小学生のICT教育支援や未就学児の防災意識向上など、幅広い分野で次世代育成を推進する。なお、同財団が自治体と協定を締結して連携することは全国初。
各分野での取り組みは以下のとおり。
ICT教育支援として、小学校の授業等で活用できるプログラミング学習のキットと、キーボードなどの使い方が学べるPC基本操作のツールを提供。対象は市内小学生で学級単位の希望制となる。
また、ICTや情報教育について、授業研究や研修を教育委員会事務局と連携しながら行っている教員の組織「市小学校情報教育研究部会」の協力で先行活用し、その取組を全校に広め、希望する学校に順次導入する。
未就学児の防災意識向上のため、市内保育所・幼稚園・認定こども園等に防災学習教材を提供する。提供した教材を用いた授業を行い、地震、火災、大雨・台風時に命を守る行動を楽しく学び、防災意識の向上に繋げる。
◎食事以外の時間も楽しく安心して過ごせるキット提供
こども食堂の活動支援のため、各食堂に文房具やペーパークラフト等のグッズを提供する。提供したグッズを用いて食事前後の学びや遊びの時間を楽しく過ごしてもらい、こども食堂が「身近で安心して過ごせる場所」であるという世間認知の拡大と定着を図る。
◎こども食堂応援隊の訪問
現在、全国47都道府県をキャラバン中の「こども食堂応援隊」がピカチュウを連れて、12月12日に市内こども食堂(下田ほっと食堂)に訪問し、ワークショップや記念撮影等で子供たちと安心で楽しい時間を過ごす。
2023年1月22日、みなとみらい地区・桜木町駅前広場において、ポケモンの世界観と融合した楽しいごみ拾いイベントを開催する。体験を通じて楽しみながらまちをきれいにすることで、環境問題に対する興味関心の向上に繋げる。※本イベントの詳細は12月上旬にポケモン・ウィズ・ユー財団Webサイトで告知予定