中間市教育委員会（福岡県）とGakkenはこのほど、ICTを活用した個別最適な英語教育実践のための研究を目的に、「学研オンライン英会話for school」を利用した実証研究を開始した。実施期間は来年3月まで。
「学研オンライン英会話 for School」は学校向けのマンツーマンオンライン英会話レッスンサービス。ロジカルに話す力を鍛える学校限定コース「ロジカルスピーキング」、発話力のレベルを測ることができる「スピーキングアセスメント＆フィードバック」など、学校のニーズに合わせて最適なプログラムを提案している。
中間市では、外国語活動・外国語科についての研修の見直しを図ることや、小学校教員の外国語指導について、理解を深め技能を高めることを今後の教育改革の一つとして掲げ、ICTを活用した個別最適な英語教育の実践を目指している。
そうした「次世代を担う教育の実現」を目指す同市と同社が協力体制を組み、今回、小学校を対象とした授業内でのオンライン英会話活用について実証研究を行うこととなった。
今回の実証研究では、オンライン英会話を使ったリアルなコミュニケーションにより、児童が話したいと思う意欲を育て、児童の英語での発信力を高めるため、市内小学校1校、5年生（全児童）によるオンライン英会話でのマンツーマンレッスンを３回実施する。
また、世界と日本との関わりに目を向けさせることを目的として、外国語科の中で道徳教育を意識したオンライン英会話の内容を検討するほか、小学校教員向け英語力・指導力向上の研修カリキュラム（オンライン英会話）を実施することで、言語活動を通して指導するために必要となる英語力の向上を図る。
