茨城県つくば市とエンボス企画が連携して実施している「部活動改革事業」が、経済産業省の2022年度「『未来の教室』実証事業(テーマD1:『未来のブカツビジョン』の実現に関するテーマ~部活動地域移行の受け皿モデル創出に向けた実証」に採択された。
■みどりの学園義務教育学校で部活動地域移行の実証実験を推進中
本事業では、エンボス企画がつくば市教育局、みどりの学園義務教育学校と連携し、同学園の12種目の部活動地域移行の受け皿創出に向け、平日1日と週末の活動を、同社が運営するチェーロスポーツクラブが主管する「みどりのスポーツ&カルチャークラブ」(みどりのSCC)で実施する。9月1日から無料体験期間を経て、10月1日より「受益者負担による部活動地域移行」の実証実験がスタートした。10月1日時点で、小中学生合わせて136名が移行先のみどりのSCCへ加入している。
■部活動改革事業について
<背景>
- 部活動顧問の過剰な労働負担や少子化に伴う活動環境の減少
- 生徒たちが部活動に取り組む意欲を維持、向上させていく体制構築の必要性。
- 文部科学省「【概要】学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」の中で、「休日の部活動の段階的な地域移行」「合理的で効率的な部活動の推進」が掲げられている。
<コンセプト>
- 「サステナブルな部活動の運営構造の構築」と「スポーツの社会的価値の向上」をコンセプトに、1週間の部活動のうち、木曜日と土日をみどりのSCCの活動とする。
- エンボス企画が各ステークホルダーと連携し、生徒達へ質の高い指導を提供し、多様なニーズに対応すると共に、現在献身的な勤務体系となっている教員の業務環境の改善を図る。
<方策概要>
- 9月1日、つくば市みどりの学園と協働し本事業を実施する。
- 9月1日~9月30日の1か月間は無料体験期間とする。
- 10月から、みどりのSCCの参加費は受益者負担とする(3,850円/月)。但し、経済的な理由などで支払いが難しい家庭については、一定の条件を満たす場合に無償とする。
- みどりのSCCにおける受益者負担を軽減するべく、学校施設を利用した小学生向けスクール活動(収益事業)も行う(6,600円/月)。
- 指導者は関係各所と連携し、全種目専門知識を有する方を招聘。
未来のブカツビジョン
つくば市立みどりの学園義務教育学校
株式会社エンボス企画