スタディプラスのStudyplusトレンド研究所はこのほど、全国の高校生を対象に実施した「あなたは紙派?デジタル派?アンケート調査」の結果を公表した。
調査は10月、学習管理アプリ「Studyplus」のユーザー2,951人を対象にインターネット上で行われた。その結果、マンガや雑誌の閲覧、メモ取りなど、日常生活は紙派が多く、連絡手段や情報収集などではデジタル派が多数を占めていることが明らかになった。
■紙派?デジタル派?~学校生活~
学校生活における連絡手段については、「デジタル」が主流になっている。全校向けの連絡は58.6%、授業や課題に関する連絡は63.2%と、「デジタル」の割合は約6割。連絡手段を選べるとしたらどちらが良いかを尋ねたところ、77.5%が「デジタル」を希望した。
■紙派?デジタル派?~日常生活~
雑誌は79.7%、マンガは54.8%が「紙派」。元々の紙媒体は、紙での閲覧が主流の傾向にある。メモを取る行為も、6割以上が「紙派」であった。
■紙派?デジタル派?~情報収集~
レジャーなどの情報収集は、98.6%が「デジタル派」。大学進学に関する情報収集も、全体の約8割が「デジタル派」であった。
大学進学に関する情報収集「デジタル派」の回答者にその理由を聞いた。主な回答は以下のとおり。
回答①いつでも簡単に情報収集
- 「紙のパンフレット等は個人情報を入力したり手間がかかるし到着までも時間がかかるからパッと調べてサッと見れるデジタルが楽だと思う」
- 「デジタルだとスマホがあればどこでもできるので、通学中など隙間時間に調べられて楽だし、気になる情報を見つけたらスクリーンショットをすればメモをとる時間も省けて便利だから」
回答②比較検討のしやすさ
- 「たくさんの情報があり比較しやすいから」
- 「サイトによっては絞り込み検索や比較などが簡単に出来るのも重宝する点」
回答③コストパフォーマンス
- 「基本無料で細かいことも簡単に調べられるから」
- 「デジタルの方が、お金をかけずに情報を集められ、また自分の知りたい情報だけをピックアップして調べることができるから」
回答④情報の鮮度・充実度
- 「最新の情報が得られるから」
- 「SNSとかYouTubeだと、自然に目に入ることもあるので便利だし、紙に書いてある文章読むよりわかりやすい」
- 「受験生向けの広報誌などよりもSNSの方がリアルな大学生の声が聞けると思うから」
一方、大学進学に関する情報収集「紙派」の理由については以下の通り。
回答①情報の見つけやすさ
- 「紙だとそこに書いてある情報が基本的には全てだが、Webだと自分からタイトルだけ見て重要度の高いサイトかどうかを判断しなければならず、わかりにくいから」
- 「デジタルだとどこにいったか分からなくなる」
回答②情報の信頼度
- 「SNSだと大学以外の人の口コミなどは嘘の情報かもしれないから。紙だとか残しやすい」
- 「ネットはどれが正しいのか分からないから」
- 「情報の正確さに信頼できるから」
回答③使いやすさ
- 「見たいところにすぐ戻れて、入試科目の方法とか見比べるのに役立つし、マーカーとか引いて分かりやすくできるから」
- 「目が疲れないから。また、線やマーカーを引けて見直しやすいし、手に取りやすいから」
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