全国のクリエイター約3,500人が所属する日本最大級のクリエイター共創コミュニティ「Creative LAB」はこのほど、東海エリアの5高校を対象に今年6月から実施している教員向けのクリエイティブ教育プログラムが第2フェーズに入ったと発表した。
本プログラムの参加校は、静岡県立掛川西高等学校、同 富岳館高等学校、同 掛川工業高等学校、愛知県立大府高等学校、日本大学三島高等学校。
このプログラムでは動画制作をテーマに「先生のクリエイティブ学習(リスキリング)」と「生徒のクリエイティブ支援」に6カ月かけて取り組み、子供たちの創造力を最大限に発揮させる教育の実現を目指している。
前期プログラム(6〜8月)では、教員に対するオンライン講座を実施。教員が動画クリエイターから毎週1回オンライン講座を通じて、動画制作に必要なスキルを学んだ。後期プログラム(9〜12月)の3カ月で、教員と生徒が一緒に動画制作に取り組む。
前期プログラムに参加した教員にアンケートを取ったところ、以下の変化が見られた。
Q:自分のことをクリエイティブだと思いますか?
平均:6.0ポイント→7.8ポイント(+1.8ポイント)
Q:動画制作のスキルレベルを教えてください
平均:3.6ポイント→6.8ポイント(+3.2ポイント)
動画制作によるリスキリングを通じて、「自分のことをクリエイティブだと感じますか?」という問いに対して平均で1.8ポイント(10点満点評価)の上昇。動画制作スキルについては3.2ポイントの上昇があり、リスキリングによる学習効果が見られた。
なお、後期プログラムで制作した動画は、12月24日(土)「掛川城プロジェクションマッピング」と、2023年1月22日(日)「先生×フリーランス 学校教育DX成果発表会」で発表および公開する予定。