ティーファブワークスは、USBケーブルを一本挿すだけで、10種類以上の計測及びグラフ化、各種AI判定、IoT、双方向通信等が簡単に出来る「AkaDako STEAM BOX(アカダコ スティーム ボックス) 」製品版を発表した。発売時期は2023年3月の予定。価格は、円安および部品の高騰から現時点では未定となっている。
AkaDako STEAM BOXは、今年2月に発表したScratch用デバイス「AkaDako」をベースとし、授業の事前準備が大変」「授業中のトラブル対応が大変」等多くの課題を抱える教育現場で、GIGAスクール端末を活かした楽しくリアリティーのある授業展開を容易にする次世代STEAM教材。
Bluetoothは使わずUSBケーブル接続、ソフトのインストール不要、USBケーブルは本体収納――などの特徴を持ち、授業準備や片付けの負担削減に貢献。多くの教科・単元で活用可能で高い拡張性と堅牢な構造を持つ。
●コンソール
全センサーの値を一斉に確認しグラフ化することができる。また、AI体験やアクチュエーターの動作テストが行える。
●TFabGraph AkaDako版
グラフ化専用ツール。計測データをExcelやGoogleスプレッドシートのフォーマットでダウンロードする事も出来る。
●Scratch
Scratch互換環境(Xcratch,Strech3)でセンサーの値を参照することができる。また、サンプルプログラムを使ってグラフを描くことができる。
●Google スプレッドシートに自動入力
ScratchからIFTTTを利用することにより、計測データをGoogleスプレッドシートに自動入力することができる。
プログラミング教育について「先生も生徒もスキルはこれから」という状況でも、プログラミングを使った課題解決の授業が展開できるカード教材。基本のカードは「課題カード(緑)」「計測カード(オレンジ)」「制御カード(青)」の3種類。まず、課題カードから解決したい課題を選択。次に解決に必要な、計測と制御のカードを一枚ずつ選択。あとはカードの裏を見るとプログラムの作り方が書いてあるので、指示通りに作ると完成する。「主体的に課題に取り組み、自分のアイディアで解決が出来た」という成功体験を提供する教材。
小学校理科「電気の利用」や中学技術家庭「計測と制御」、また総合でSDGsの課題解決授業もこのカードを使うとスムーズに行うことができる。
Scrtach互換環境(Xcratch,Stretch3)ではAI(機械学習・ディープラーニング)・IoT・データベースを活用する事が出来ます。これらの拡張とAkaDakoを組み合わせることにより、これまで準備が大変だと思われていたAI・IoTの授業が簡単に行えるようになる。
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