ミラボと教育ネットは、共同開発したクラウド型デジタルAI教材「らっこたん」を使用した『第1回全国統一タイピングスキル調査』の調査結果を一部公開した。調査は、今年6月~7月にかけて、小学1年生〜中学3年生6,813人を対象に実施した。
1分間あたりの正しい入力文字数は学年が上がるにつれ増加の傾向にあることがわかった。文部科学省が2015年に実施した情報活用能力調査によると、小学5年生の1分間あたり平均入力文字数は5.9文字。今回の調査では49文字となり、大幅に入力文字数が増えていることが明らかになった。
入力文字数(日本語)50文字以上の各学年の割合の結果では、小学6年生以上で過半数を超える結果となった。
今回の調査により、2015年の調査と比較すると 小・中学生のタイピングスキルは大幅に伸びていることが分かったが、同時にタイピングスキルは個人差が大きいことも明らかとなった。1分間あたりの正しい入力文字数が少なく、入力速度が遅い児童生徒が一定数いることから、苦手意識を持つことなく、スムーズにスキルを向上させることが課題といえる。