すららネットは、同社のICT教材「すらら」が、東京都教育委員会の「TOKYOデジタルリーディングハイスクール事業」(TOKYO教育DX推進校)において、AI教材として採択されたと発表。本事業に指定された19校のうちの5校(都立八潮高等学校、同 小台橋高等学校、同 光丘高等学校、同 八丈高等学校、同 小笠原高等学校)で9月から利用が開始された。
「すらら」はつまずき分析機能を活用した弱点の明確化、難易度コントロール機能によるアダプティブな演習、アニメキャラクターによる双方向のレクチャーでのゼロから学び直しできることが特徴の教材。個別最適化したICT教材としての有用性が認められての採用となった。
5校で来年3月31日までの活用し、義務教育段階でのつまずきや日常の授業での生徒個々の学習状況及び理解度の効率的・効果的な把握をすることで、誰一人取り残すことのない、個別最適化された学びの実現に取り組む。
指定校の高校では、生徒の習熟度の違いへの対応、基礎学力の定着、主体的に学ぶ姿勢を増やすことなどが課題となっている。従来の一斉授業では、1クラス内の学力や定着度の差がある生徒一人ひとりへの対応には難しさがある。そこで「すらら」で義務教育の内容の学び直しや、高校の内容の定着を行うことで、先生の教える負担を軽減。教員は進捗を確認しながら一人ひとりに合わせた声がけや指導を行うことにより、主体的に学ぶサポートができるようになる。