リーフラスは9月30日、同社が運営する子供向けスポーツスクール「リーフラススポーツスクール」において、非認知能力測定システム「みらぼ」を使用し、46,000名を超える子供たちの「非認知能力」を測定したと発表。実施期間は2022年6月~8月。
「みらぼ」とは、リーフラススポーツスクールが培ってきたノウハウを基に、九州産業大学と共同開発した、「非認知能力」を見える化できるシステム。子供自身の自己回答、また親から見た子供他己回答により「非認知能力」を測定することができる。
■測定する「非認知能力」
「非認知能力」に含まれる力は、200種類以上あると言われている。同スクールでは、その中でも「挨拶・礼儀」「リーダーシップ」「協調性」「自己管理力」「課題解決力」の5つの能力を「非認知能力」として定義した。
■測定方法
受講は全てスマートフォンまたはタブレットで実施。保護者から見た子供の姿、子供自身が思う自分の姿を各設問に対して回答する。※小学3年生以下は、保護者のみの回答。
個人レポートでは、非認知能力タイプとグラフ、今後伸ばしていく必要がある力のヒントをそれぞれコメントでフィードバックする。
子供たちの「非認知能力」の高さを高い・低い、良い・悪いで「評価」「判断」するのではなく、今の子供たちの力の現在地がどこであるのか、長所、課題、または特徴は何か?子供たち自身が知り、これを基に、今後の成長に繋がる目標を決めていく。
〇非認知能力タイプ
目で見て分かりやすい「4種類の型」から構成された「16種類のタイプ」で「非認知能力」のタイプが表示される。自分の現在地のタイプを知り、今後の目標とするタイプを目指す。
〇非認知能力グラフ
「非認知能力」の高さをレーダーチャート、棒グラフで数値を表し、「非認知能力」の高さ、またアドバイスのコメントを表示。また自他一致度では、子供自身と親から見た子供「非認知能力」の違いを表示することで、子供が親からどの様に見られているのか、親であれば子供自身の考え方を知るきっかけとなる。正確に「非認知能力」を測れているかの信憑性を測ることもできる。
集団レポートでは、種目、地域、学年、チーム、指導者別などの項目を自由に選択し、知りたい情報を分析できるようになっている。それぞれの特徴を能力別に分析したレーダーチャートや「非認知能力」の16種類のタイプ別や4種類の型別の割合を打ち出すことで、今後の方向性や個人の役割などを明確にして、その集団や個人の目標設定などに活用することができる。
同社では今後、多くの子供たちの「非認知能力」を育むために、教育機関へのツール提供や教育サービス事業者への外部販売などのサービスを提供できるようにするという。