インテルは9月28日、第13世代インテル Core i9-13900Kを最上位製品とした、第13世代インテル Core プロセッサー・ファミリーを発表した。10月20日に発売予定。今後、第13世代インテルを搭載した高性能PCが各企業からラインナップされることになる。
■ゲームとクリエイティブのための完全なオールラウンド・プラットフォーム
第13世代では、インテルの高性能ハイブリッド・アーキテクチャーにより、史上最速で動作するP-coresと最大2倍のE-coresを組み合わせ、シングルスレッドとマルチスレッドのパフォーマンスを向上させ、次のことが可能となる。
- 世界最高峰のゲーム体験
最大24コア(8 P-cores、16 E-cores)と32スレッドに対応する新しいインテル Core i9-13900K プロセッサーにより、ゲーム、ストリーミング、録画において最高レベルのユーザー体験が可能になる。
- コンテンツ制作時のパフォーマンスの継続的な向上
より多くのE-coreを搭載してコア数が増加。マルチスレッドのパフォーマンスが最大41%向上し、複数の高負荷なワークロードにも対応することができ、クリエイティブな作業も淀みなく遂行できる。
- 比類のないオーバークロック体験
エキスパートから初心者まで、あらゆるユーザーに比類のないオーバークロック体験が期待できる。P-cores、E-cores、DDR5メモリー全体で、平均のオーバークロック時のスピードが向上。また、ワンクリックで簡単にオーバークロックできるインテル スピード・オプティマイザーも第13世代プロセッサーに対応するようアップデートしており、ユーザーは最小限の労力でオーバークロックを実施できる。インテル エクストリーム・メモリー・プロファイル(インテル XMP)3.0のエコシステムは、オーバークロック・モジュールの選択肢を広く提供。この機能は、インテル ダイナミック・メモリー・ブーストと組み合わせることにより、DDR4でもDDR5でも手間をかけることなくメモリー・オーバークロック体験を実現する。
■デスクトップ・プラットフォーム向けの業界最先端の機能
第13世代インテルCore デスクトップ・プロセッサーは、次のような新機能や改良された機能により、ゲーム、コンテンツ制作、仕事など多岐にわたり、最先端のパフォーマンスとユーザー体験を提供する。
- インテル アダプティブ・ブースト・テクノロジーとインテル サーマル・ベロシティー・ブースト: 所定のワークロード実行中の電力と温度にその余地がどれぐらいあるかに基づき、条件を満たした場合に、プロセッサーのクロック周波数を上昇させる。アンロックされたインテル Core i9にて利用可能。
- インテル Core i5/i7/i9 プロセッサー全体でE-cores数を増加: マルチスレッドのパフォーマンスを飛躍的に向上させ、ユーザーのマルチタスク/メガタスク体験を向上。
- PCIe Gen 5.0をサポートし、プロセッサー接続で、最大16レーンに対応。
- DDR4は引き続きサポートしつつ、DDR5-5600とDDR5-5200までメモリーのサポートを拡大。
- 最大で2倍のL2キャッシュを搭載し、L3キャッシュの容量も増強。
インテル