プログラミング教育サービス事業を手がけるライフイズテックは9月27日、プログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson」が、埼玉県さいたま市の全市立中学校における指導教材の一環として正式採用されたと発表した。
「Life is Tech! Lesson」は、プログラミング教育未経験の先生でも簡単に導入可能で、一人一人の理解度に合わせて個別最適なプログラミング学習を実現できる教材。同社によれば、2022年7月時点で、500自治体、2,650校の公立・私立学校、現在約50万人の中学・高校生が利用している。
「子どもたちの未来を拓く日本一の教育都市の創造」を教育理念に掲げるさいたま市は、GIGAスクール構想で、一人一台端末環境が整った今、「子どもたちの学ぶ意欲に応え、子どもたちの無限の可能性を引き出す教育の実現」を目指している。具体的には「さいたまSTEAMS TIME」という時間を新設、STEAMS教育(※)と探究型の教育に取り組んでいる。
この学習の中で、「ライフイズテック レッスン」を活用し、プログラミングでのWebサイト制作をはじめ、探究的な学習の成果をまとめ、発信するためのツールとしてオリジナルのWebサイトを活用することも視野に、本教材を5カ年にわたり、市内全中学校59校、生徒 33,000名、および全教員へ導入することが決定した。
市内全教員へのアカウント発行を行うことで、先生方は「技術・家庭」でのプログラミング学習に留まらず、教科横断的な学習や、探究的な学習の充実のための教材としても活用できる。
(※)STEAMS教育:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)、Sports(スポーツ)の6つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念
ポストコロナ、そしてSociety5.0時代を生きる子どもたちは、正に魔法の世界の住人です。その魔法はプログラミングによって生み出され、プログラムの働きが豊かな生活を支えています。
さいたま市教育委員会は、子どもたちがよりよく生きるためにプログラミングや情報技術を主体的に活用することができるよう、一人ひとりの状況に応じて学習を進めることのできる「ライフイズテック レッスン」を市立全中・中等教育学校に導入しました。
私たちは、この学びの中でプログラミング的思考(論理的思考力)を伸ばし、問題解決能力を身に付け、子どもたちを本質的な学びに繋げていこうと考えています。
「ライフイズテック レッスン」で得られるわくわくの体験は、新たな時代への期待を膨らませ、想像をかきたてることでしょう。無限の可能性をもつ子どもたちが、輝く未来を創造してくれることを期待しています。