いま、ひきこもり当事者は、全国で約100万人と言われている。厚生労働省では、ひきこもり状態にある人やその家族が孤立することなく、地域社会においてひきこもりに関する理解を深め、相談しやすい環境づくりを促進していくことを目的に、ひきこもりに理解がある地域社会の実現を目指した「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン」を10月22日(土)の東京開催を皮切りに、12月にかけて全国6ブロックに分けてハイブリッド形式で開催する。
第1回開催は関東・甲信越ブロックで、会場は区民全世帯を対象にひきこもりに関する大規模な実数調査を実施した東京都江戸川区。同区では調査をきっかけに行政とのつながりや当事者のニーズを確認し、具体的な支援内容を説明したパンフレットの作成や戸別訪問などを進め、地域社会全体でひきこもりについて考えていく機運を高めた活動に取り組んでいる。
当日は池上正樹氏(KHJ全国ひきこもり家族会連合会理事)をモデレーターに、林恭子氏(当事者、ひきこもりUX会議代表)、時田良枝氏(polyphony代表理事)、斉藤猛氏(江戸川区長)を迎えパネルディスカッションを実施。また、誰もが生きやすい地域にしていくために、具体的な事例をもとにアンバサダーを交えたワークショップを実施し、議論を通じて地域の活動などを理解し、偏見等の解消に向けた取り組みの実現を目指す。
なお、ワークショップで取りまとめた意見は、それぞれの開催地のアンバサダーを通じて2023年2月に開催予定の全国シンポジウムの席で発表する。
日 時 10月22日(土)13:00~16:00
会 場 KOITTO TERRACE(東京都江戸川区南小岩7-24-20 FIRSTA1 1階)
参加方法 会場参加30人(先着申込制)/オンライン参加200人
参加対象者
地域に暮らすひきこもりに関心がある一般住民、ひきこもり地域支援センター職員、自治体職員、社会福祉施設、民間団体等の支援者
実施内容
詳細・参加申込はこちらから
問い合わせ
ひきこもりに関する広報事業 事務局
TEL:03-6441-6574(平日9:30~17:30)
厚生労働省「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン」