聖徳学園中学校は、手帳メーカーの伊藤手帳と協働して「自分たちのSDGs手帳」制作プロジェクトを開始する。2年生が、SDGs手帳を作ることをテーマに「地域課題を解決するための行動計画手帳」をSTEAM(総合的な学習)の授業を通して考案するプロジェクトだ。
本プロジェクトでは、まず9月29日・30日に、愛知県小牧市にある同社の工場と東京都武蔵野市の同校をオンラインで繋ぎ工場見学が行われる。生徒は手帳がどのような工程で作られているか動画中継を通して学ぶのだ。
そして、STEAM(総合的な学習)の授業では、チームに分かれて「地域課題を解決するための行動計画手帳」のデザインや仕様を考える。ちなみに、同校はApple Distinguished Schoolに認定され、テクノロジーを活用した学習において卓越したリーダーシップと教育の先導を実践している学校。今回のプロジェクトでは、タブレットに搭載された画像処理ソフトを使い手帳の仕様やデザインを生徒が考案していく。
12月に行われる中間報告会を経て、2023年3月の成果発表会で最優秀チームの手帳を選出し、同社が製品化する。製品化された手帳は、2023年度、3年生に進級した生徒たちにとって教科書的な役割を果たすものとして位置付けられている。これを授業で使用し、手帳に記入された計画を確認しながら、地域の課題を解決するための行動を起こすという。