今年3月に開催された「ベネッセSTEAMフェスタ2022」では、PowerPointファイルからアバターによる動画を生成できる「PIP-Maker」(4COLORS)の無償提供を受け、高校生2チームの発表動画を作成、8月に公開した。
「ベネッセSTEAMフェスタ」は、全国の「探究学習」に取り組む学校の生徒がSTEAM、ものづくり、地域活性化、社会課題などの個々のテーマからの学びを共有し、相互に対話するオンライン形式のワークショップ。今年は全国11都府県の中学校・高校30校125チームが参加した。
今回、発表動画を作成したのは下記の2校。
高校生が実際に「PIP-Maker」を操作しながら、発表を行ったパワーポイント資料からアバター動画を制作し、8月にWeb上で公開した。音声付きの「アバター動画」を活用することで、再現性高く、プライバシーを守りながら、当日の発表内容を伝えている。
今回無償提供された4COLORSの「PIP-Maker」は、パワーポイントから最短5分でアバター・音声付きeラーニング動画を制作できる月額クラウドサービス。これまでに通信制学校などの教育機関にも本サービスを提供している。
同社は、経済産業省委託事業「Edvation Open Lab」でこれからの教育を支えるイノベーターとして選出されている。今後は、本サービスを通じて、教員の業務負担改善と質高い教育の両立を目指し、「簡単に再現性のあるコンテンツ(アバター動画)を作成できる仕組み」を提供していくという。