「和食」が SDGsや持続可能な社会にどのように適っているのか。一般社団法人和食文化国民会議は“人生100年時代”に向けて、心身ともに健康で豊かな持続性のある食生活の実現に貢献できることは何かを考えるきっかけとして、YouTubeの動画コンテンツ『「和食」とSDGs』を公開した。
■和食から持続可能な社会への貢献を考える
動画コンテンツ『「和食」とSDGs』では『「和食」から持続可能な社会への貢献を考える!』をテーマに小学生から大人まで、簡単に学べる。SDGsは一人ひとりが考え、行動することが重要となる。「できること、できそうなことからやってみよう!」を合言葉に持続可能な食生活の実現に向けて「和食」を楽しむことから始める。
■食品ロスを低減させる和食の工夫
米を主食とし、だしのうま味をベースに、野菜や魚介が中心の一汁三菜を基本とした和食献立は、脂質の摂取が少なく、多品目の食材を使用するため栄養面でバランスが良いと言われている。この食事は肉類を多く食べる国々の食事に比べて、地球環境に与える負担が小さいという報告もある。食べ物を大切に考え、素材を使い尽くす和食の工夫は、食品ロスを低減させる。
■SDGs達成に向けて和食ができることを発信
「和食」はSDGsの考え方に適った食文化となる。和食文化国民会議では、相互に連関する各目標を認識し、「和食」がSDGs達成に貢献できることを、色々な場所・方法で発信していく。
■食品ロスや地球温暖化を和食を通して考える
動画コンテンツ『「和食」とSDGs』では「飢えている人がいるのに食べ物を捨てる人がいる」など食品ロスの問題や、「環境が破壊され、地球温暖化が進んでいる」など環境問題について、生活に身近な「和食」を通して考える。また、食べる分だけ収穫し、残さず食べる「地産地消」もSDGsにつながるものとして広くアピールする。