日本情報システムは9月1日、WindowsPCの二要素認証プロダクト「Yubi Plus」に使用するセキュリティ鍵が、生体認証に対応したことを発表した。
これにより、生体(指紋)情報に基づいた本人確認を行った上で、二要素認証が実現可能となる。要求するセキュリティレベルに応じて、生体認証鍵(NJS ATKey)または、既存の物理認証鍵(YubiKey)のいずれかを、Yubi Plusの認証用USBセキュリティ鍵として選択できる。
教育現場のデジタル化に伴い、ICTセキュリティに対する要求は一層高まっている。文部科学省が策定する「教育情報セキュリティに関するガイドライン」では、教職員が利用する校務PCは、端末の紛失や盗難、なりすましや情報漏えいなどの被害を防止するために多要素認証(二要素認証)の対策を講じるよう提唱している。
文教市場に数多くの導入実績がある「Yubi Plus」は、USBセキュリティ鍵をWindows PCのUSBポートに挿入し、センサー部にタッチするだけの簡単操作で、二要素認証ログインが可能。利用する教職員の負担を低減しつつ、簡単にPCのログインを強化。また新型コロナ禍における働き方として自宅や出先からのテレワークも実現する。同社では、今後もYubi Plusによる認証強化を通じて、教育機関における安心・安全なICT環境を支援する。