ソニーグループは8月31日、国内における子供の教育格差縮小に向けた取り組みとして展開する「感動体験プログラム」について、第三者機関によって実施した2021年度の社会的インパクト評価結果を明らかにした。
「感動体験プログラム」とは、同社が国内における教育格差縮小に向けた取り組みとして2018年に開始したプログラム。放課後の学童、地方や離島の小学校、子供食堂などにおいて、同社の技術やコンテンツを活用したSTEAM分野の多様なワークショップを実施し、子供たちに感動体験を届け、創造性や好奇心の向上を目指している。
特定非営利法人ソーシャルバリュージャパンによる第三者評価は2020年度より開始。本プログラムの社会的インパクト評価を継続的に行うことで、より効果的なプログラム構築を目指すとともに、その事業成果を発信することにより、子供の創造性や好奇心などの非認知能力の養成による教育格差是正の可能性について社会全体での検討につなげることを目指している。
2021年度の第三者評価の結果、単発・長期プログラムともに、参加児童たちのコンピテンシー指標に明確な向上が見られたことが認められた。このことは、プログラムが子供たちの創造性や好奇心の成長に寄与していることを示している。
▼評価結果の詳細
2021年度 感動体験プログラム 社会的インパクト評価結果 報告書(PDF)
同社では、本評価結果の報告を兼ね備えたオンラインイベント「社会課題に企業とNPOはどう挑戦するか〜体験を通じた教育格差への取り組み〜」を、「感動体験プログラム」のパートナー団体である放課後NPOアフタースクールと共同で9月7日(水)に開催する。