相模原市は9月1日、子供の読書を応援し、読書をより身近に感じてもらえるよう、2つの新たな取組「子ども読書資料循環制度」と「小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供」を開始した。
図書館スタッフが厳選した絵本や紙芝居等の児童書約4,600冊を新規購入し、これを156セットに分け、市内の保育園や児童館などの子供関連施設に「おすすめ児童書セット」として送付し、このセットを2カ月ごとに循環させる。児童書の組合せは約50通りで、各施設には年間180冊の児童書が届く。
定期的に入れ替わる新しい本を自由に読むことができるため、子供たちがより多くの本に出会い、気軽に本に触れられるようになる。
1人1台端末等のICT環境を活用した「新しい学び」を推進するため、児童生徒がタブレット端末等から利用できる電子書籍の閲覧・貸出サービスを9月1日から提供。
学校や自宅等での学習に電子書籍を活用することができるよう、学校と図書館が連携して実施するもので、「みんなで一緒に読める本」、「図鑑・辞典・百科」、「SDGsの本」などの特集テーマの中から授業や調べ学習などに活用できる。市立小中学校及び義務教育学校の児童生徒は利用申請不要で1人あたり2点まで、貸出期間1週間以内で利用できる。また、利用申請を行えば一般向けにも貸出の利用が可能だ。