スティーズインダストリーズは、深層学習を使った人物や物に対する画像解析AIを開発しており、その技術をベースに開発した「モバイルAIカメラ」を今月より販売開始した。置き型で取付工事不要、ネット回線や映像を録画するためのクラウドが無くてもスタンドアローンで利用可能なエッジAIカメラとなっている。
モバイルAIカメラは、LTE機能を内蔵しており、カメラの操作は遠隔でスマートフォンアプリで行う仕組み。録画データは本体のSDカードに保存され、クラウドを利用することなく、スマートフォンアプリで過去映像の閲覧をしたり録画データをスマートフォンにダウンロードしたりできる。
本体サイズは約190mm(高さ)×130mm(幅)重さは約700gと小型でありながら、カメラの画素数は500万画素、PTZ機能[パン(上下)/チルト(左右)/ズーム(拡大縮小)]を備えており、LED照明や赤外線機能による夜間の暗視にも対応している。
■モバイルAIカメラの特徴
画像解析AIによる人物動作検知機能があり、カメラに映った人物の動作を検出した際にスマートフォンアプリへ通知と検知タイミングの映像を本体のSDカードに保存することが可能。
■AI機能の活用
同社が提供している映像解析サービス「Zillion 8」とあわせた利用も可能。Zillion 8は、撮影された映像から人物にフォーカスし、施設を訪れた人の人流、属性、行動、滞在時間、来場頻度、表情を深層学習を使って分析する独自の映像解析サービス。画像解析AIモデルを用いて、ユーザーの目的に合わせた解析とアウトプットデータを提供するスポット対応が可能なサービスとなっている。