京都教育大学附属桃山小学校は、学校と家庭の連絡強化に向けて、テクマトリックスのスクール・コミュニケーション・プラットフォーム＋校務支援システム「ツムギノ（tsumugino）」を導入した。
■保護者へのお知らせなどのデジタル化でID管理の煩雑さなど新たな課題が
京都教育大学附属桃山小学校では、保護者へのお知らせ、児童生徒の健康観察登録 、アンケート配信・収集等を様々なアプリケーションを組み合わせながらデジタル化をはかってきた。一方、複数のアプリケーションを利用することでID管理の煩雑さや、情報が分散され管理されること、各種アプリケーションの機能制限等による利便性の課題が発生していた。
■校務に関わる作業の負担は教職員の業務負担軽減に
また、児童出席簿出力をはじめ、成績入力、指導要録作成、通知表の出力、時数計算など、校務に関わる作業については簡易ツールを用いて行っており、教職員の業務負荷軽減という課題も抱えていた。
■必要な情報を一元化して学校の教育活動の見える化へ
これら必要な情報が一元化されるようになれば、もっと家庭と連携をして学校の教育活動を見える化できるようになると考え、ワンプラットフォームで対応できるクラウドシステムの検討を行ってきた結果、ツムギノの採用に至った。
＜京都教育大学附属桃山小学校 桑名良幸副校長 コメント＞
私は兼ねてから「教育×環境」の重要性に目を向け、GIGA に先駆けてネットワークインフラ、端末の整備をはじめ、未来型教室への改修等、本校の教育環境をマネジメントしてきました。
「ツムギノ」というスクール・コミュニケーションプラットフォームに出逢い、子供を中心に据え、家庭、学校をシームレスに紡ぐための機能として2021 年度の夏に採用し、同年の秋には本格導入しました。それと同時に、本学が6つの附属学校園を所有しているというリソースを最大限に活かし、様々な校園種を一つの教育プラットフォームで紡ぐことによる成果と課題を明らかにしていくというプロジェクトを立ち上げ、全ての附属学校園でのツムギノ導入に向けての準備が進んでいます。
子供を中心に、全ての教育機関と家庭が繋がるという、全国の公教育環境の一つのモデル化を図っていけることに期待しています。
京都教育大学附属桃山小学校
