東京都教育委員会はICTの活用で「児童生徒一人ひとりに最適な学びの実現」を目指す「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」の一環として、都立学校255校の無線LAN環境の整備を完了。アクセスポイント約18,000台、PoEスイッチ約3,500台に及ぶ大規模無線LAN環境を構築した。
■1人1台端末と普通教室および特別教室の無線LAN環境を整備
東京都教育委員会は、TOKYOスマート・スクール・プロジェクトの一環である「学びの改革」として、義務教育段階からの1人1台端末での学習を継続できるよう、①「高校段階での1人1台端末体制の整備」、②「普通教室および特別教室での無線LAN環境の100 %整備」を進めている。
■2020年度から2021年度に全都立学校への無線LAN環境を構築
2022年度入学生から順次、東京都教育委員会が推奨する端末を活用した授業を開始。それに先立ち、無線LAN環境の100%整備を目的に、2020年度および2021年度に「全都立学校への無線LAN環境の構築・展開」を計画した。
■S&Iがプロジェクトマネジメントから構築・展開までをトータルで支援
都立学校255校を対象とするTOKYOスマート・スクール・プロジェクトでは、Cisco社製の無線アクセスポイント約18,000台、PoEスイッチ約3,500台を整備。S&Iはプロジェクトマネジメントから構築・展開までをトータルで支援した。
■各年度のプロジェクトを計6か月の短期間で完了
S&Iは各年度のプロジェクトにおいて、プロジェクト開始から各学校の現地調査完了までを3か月、無線アクセスポイントおよびPoEスイッチの設置を3か月、計6か月という短い期間で完了させた。
■納期遅延や端末の接続の不具合などの課題を早期に解決
また、半導体不足による納期遅延や、教員・生徒が所有する一部の端末における接続の不具合などの様々な課題に対して、徹底したコミュニケーションと学校などへの有機的な連携により課題の早期解決を支援した。
[2020年度 無線LAN構築プロジェクト]
案件名:無線LANアクセスポイント外8点の借入れ
期間:2020年8月〜2021年3月
設置学校数:87校
[2021年度 無線LAN構築プロジェクト]
案件名:令和3年度無線LANアクセスポイント等の借入れ
期間:2021年4月〜2022年3月
設置学校数:168校