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保護者の7割以上が「近視の対策の仕方が分からない」と回答 保護者263名に調査 JINS

2022年7月31日

保護者の7割以上が「子供の近視の対策の仕方が分からない」と答えており、外遊びで太陽を浴びることが近視対策になることも半数以上が認知していないことが、JINSが保護者263人を対象に実施した「子供の近視や対策状況に関する調査」から明らかとなった。

 


■7割の保護者が子供の近視進行を認識

直近1年間での子供の近視の状況について聞いたところ、「健康診断や眼科検診を受診し、近視の進行を診断された」と「健康診断や眼科検診を受診していないが、近視が進行したと実感している」を合わせると約7割の保護者が子供の近視進行を認識または実感していることがわかった。また子供の学年別に見ると、小学生中学年が80.3%、小学生高学年が77.3%と、小学生の中〜高学年が他の学年に比べて割合が高い結果となった。


■近視への認知や理解は進んでいいない状況に

「近視の対策の仕方が分からない」という内容に対して、近視の子供を持つ保護者の意識を聞いたところ「そう思う」「どちらかといえばそう思う」という回答が合わせて71.5%となり、7 割以上の保護者が近視の対策方法が分からないことが明らかになった。近視の症状が急速に進む子供のうちに、進行を抑制することが大切だが、対策方法については、まだ認知や理解が進んでいない状況と言える。


■外遊びが近視の対策になることを多くの保護者は知らな

「屋外で遊ぶ時間をとっている子供は近視になりにくい、または近視の進行が遅い」という研究報告があるなど、近視予防研究において着目されているのが「外遊び」。そこで、「外遊びが近視の対策になる」ということについて、近視の子供を持つ保護者の認知・理解度を調べたところ、保護者4人のうち3人(76.4%)は、外遊びが近視対策になることを十分に認知していないことが分かった。


■太陽光に含まれるバイオレットライトが近視進行を抑制

太陽光に含まれるバイオレットライトは近視進行を抑制する遺伝子(EGR1)に働きかけ、この遺伝子の発現量を高めることや、網膜の内側に発現する光受容体(OPN5)がバイオレットライトを受光することで眼軸長の伸長が抑えられ、近視進行が抑制されることも明らかになってきている。

 


■太陽光を浴びることで近視進行が抑制されるのを知っている保護者はごくわずか

そこで、バイオレットライトを含む「太陽光を浴びる」のが近視対策になるということへの認知度を調べるため、外遊びが子供の近視対策になることを「知っている」と答えた 23.6%の保護者に対し、その理由として一般的に想起されそうな選択肢を複数提示して選んでもらった。結果は「太陽光を浴びる」を選択した保護者は46.8%と半数以下だった。外遊びが近視対策に有効だと分かっているわずかな保護者の中でも、太陽光を浴びることで近視進行が抑制されることを認知しているのはさらに少ないことが分かった。


<調査概要>

調査方法:インターネットによるアンケート調査

実施期間:2022524日(火)~6月1日(水)

調査対象:第一子が近視の保護者

調査数:263

 

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