今年2月に開催を予定していた「第4回 日本AED財団Schoolフォーラム」は2022年10月14日(金)に開催することを決定。「学校での突然死ゼロを目指して~小学校からの教諭による救命教育の推進~」と題し、千葉市立新宿小学校を会場に行われる。
■学校での突然死を防ぐため対応能力の向上を呼びかけ
学校における児童生徒の死亡事故例では突然死が死因の第1位となっている。文部科学省は「学校事故対応に関する指針」を作成、心肺蘇生やAEDの積極的活用をはじめとした学校の対応能力の向上を呼びかけており、学校内だけでなく児童生徒の活躍で家族や市民が救命される事例が増えている。
■「体育活動時における事故対応テキスト~ASUKAモデル~」で救命教育
さいたま市では平成23年9月の駅伝練習中に突然倒れて亡くなった桐田明日香さんの事故を踏まえ「体育活動時における事故対応テキスト~ASUKAモデル~」を作成し、併せて市立小学校5年から高校までの一貫した救命教育を展開している。
■学校での突然死ゼロ」の推進に向けて議論を交わす
フォーラム第1部では、小学校の教諭による救命教育の公開授業を実施。第2部のシンポジウムでは医師、救急隊員、「ASUKAモデル」関係者、文部科学省、市長、教育委員会、養護教諭、教員など「学校での突然死ゼロ」の推進に係る人たちの議論を通して、今後の取組のあり方や実践方策について探求する。
<開催概要>
開催日時:2022年10月14日(金) 13:30~16:30
会場:千葉市立新宿小学校(千葉市中央区新宿2-15-1)
※JR千葉駅より徒歩13分
参加費:参加無料(要事前申込)
定員:200人
申込締切:2022年10月7日(金)まで
参加申込:以下のフォームから申し込む
主催:日本AED財団
共催:千葉市教育委員会、日本臨床救急医学会
後援:文部科学省、厚生労働省、総務省消防庁、日本医師会、日本赤十字社、
日本学校保健会、全国学校安全教育研究会、公益財団法人日本心臓財団、
NPO法人ちば救命・AED普及研究会
<プログラム>
開始 13:30(開場13:00)
第1部 救命教育の公開授業(13:45~14:30)
千葉市立新宿小学校5年生
担任教諭:後藤文香氏
養護教諭:岸平直子氏
第2部 シンポジウム(14:50~16:30)
座長 本間洋輔氏(千葉市立海浜病院 救急科 主任医長/NPO法人ちば救命・AED普及研究会 理事長)
「千葉市を日本のシアトルに!を始めた理由」
千葉市医師会 副会長 中村眞人氏
「いのちを守る教育への取組」
千葉市立新宿小学校 養護教諭 岸平直子氏
「医師会・消防局・教育委員会と連携したいのちを守る教育」
千葉市教育委員会学校教育部保健体育課 指導主事 榊原真由美氏
「消防機関と教育機関の連携」
千葉市消防局警防部救急課 課長 鮫島秀司氏
「子どもたちの命を守るために~ASUKAモデルへの想い~」
ASUKAモデル関係者・桐田明日香さんのお母様 桐田寿子氏
「ASUKAモデルと”みんなで守る命”の教育」
さいたま市立植竹中学校長・日本AED財団 減らせ突然死実行委員 山下誠二氏
「子供の命を守るこれからの学校安全」
文部科学省総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課
安全教育推進室 安全教育調査官 森本晋也氏