戸田市教育委員会と埼玉県教育委員会は子供たちへの学びの支援を円滑に行うため、不登校児童生徒の多様な教育機会の充実に関する連携協定を7月22日(金)に締結した。これにより県立戸田翔陽高等学校内の不登校生徒支援教室「いっぽ」での学びの支援が進められる。
■9月から学びの支援を開始
埼玉県不登校生徒支援教室「いっぽ」は、2022年5月から相談対応を実施。2022年9月から学びの支援を開始する。「いっぽ」での学びの支援内容は、教科学習や個別学習の他、体験活動や高校生との交流となる。指導は県の担当者や翔陽高校の教員に加え、戸田中学校の教員が担当する。
■小学校から高等学校まで誰一人取り残されないために
戸田市では、誰一人取り残されない教育の実現を目指している。教室外の学びの場として、小学校に校内サポートルーム「ぱれっとルーム」、中学校に「さわやか相談室」、市の教育支援センター「すてっぷ」を設置。これに「いっぽ」を加えることで、子供たちの学びの選択肢をさらに増やしていく。
<協定項目>
1.不登校児童生徒の支援に関するモデル事業の実施に関する事項
2.不登校児童生徒の多様な教育機会の充実に向けた研究に関する事項
3.その他、協定の目的を達成するために必要な事項
<協定書締結式の概要>
日時:2022年7月22日(金) 13時30分~14時00分
場所:県立戸田翔陽高等学校(不登校生徒支援教室「いっぽ」を運営する教室内)
出席者:
埼玉県教育委員会 市町村支援部長 石井宏明氏
戸田市教育委員会 教育長 戸ヶ﨑勤氏