東京・江東区の日本科学未来館は、開催中のシリーズ企画「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」の一環として、7月29日(金)から8月4日(木)まで、オムロンが開発した卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」の最新機種(第7世代)を一般公開する。
■フォルフェウスがダブルスとのラリーを展開
最新のフォルフェウスは、プレイヤーが2人のダブルスでのラリーができるようになった。また単にラリーをするだけでなく、ダブルスを組む2人のパフォーマンスを高めることが可能になった。フォルフェウスとラリーをするダブルスペアの互いの感情の共有と、動きの連携の度合いを0 から100 の数値で算出。それらを向上させるようなラリーを実施する。
■身体反応のデーターから共感の度合いを導き出す
具体的には高解像度カメラが顔画像を検出し、プレイヤーの表情やまばたきの頻度を測る。さらに顔画像から脈動による肌の色の変化を読み取り、心拍数とその変化を計測。これら2人の身体反応のデーターからどれくらい感情が同調しているかを共感の度合いとして導き出す。
■2人の連携度合いを数値化
また、別の2台のカメラがボールの位置を3次元で計測し、同じく2台のモーションセンサーによりプレイヤーの骨格から前後および左右の動きを測定。これにより、お互いがパートナーのレベルに合わせた速さでボールが打てているか、パートナーの動きに合わせてラリーを交互に行っているかなどから連携度合いを数値化する。
■自由な発想から生まれたロボット技術に触れ、未来社会を想像
シリーズ企画「Mirai can NOW」の第一弾として開催中の「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」では、自由な発想から生まれたロボット技術に触れ、AI やロボットが私たちの暮らしに溶け込んだ未来社会を想像してもらうことを目指している。
■より賢くなったフォルフェウスを通じて未来を体感
今回のフォルフェウス体験は、卓球ロボットの枠を超え、テクノロジーによってより賢く、より便利になる社会と、そこに生きる私たちの未来を想像させてくれる展示となる。
<特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」開催概要>
会期:2022年3月18日(金)から8月31日(水)
会場:日本科学未来館 1 階 企画展示ゾーン
時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
料金:大人2100円(団体1900円)、小学生~18歳以下1400円(団体1200円)、
3 歳~小学生未満900円
主催:日本科学未来館、朝日新聞社、テレビ朝日