セイコーエプソンが製造し、エプソン販売が販売したプロジェクターの一部において、空気中に漂う油や煙の多い環境に天吊り設置されたプロジェクターの外装ケースおよび金具固定部に油が付着すると、金具固定部のプラスチックが化学反応で劣化・破損して、天吊金具や壁掛け金具からプロジェクターが落下するおそれがある。
■7月24日までテレビCMで改めて案内
この件については、2018年9月より、エプソン販売のホームページをはじめ新聞広告やダイレクトメール発送に加え、2020年1月より、テレビCMを通じて無償点検の案内を実施してきた。今回引き続き、多くの人へ案内を図るべく7月24日(日)までテレビの全国放送でのCM放映を実施する。
■思い当たる人は「エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口」へ連絡
現在、天吊り設置・壁掛け設置・ボードスタンド設置でエプソンプロジェクターを使用している場合、「エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口」まで連絡する。詳細確認の上で必要に応じて無償で点検を実施する。
■現在出荷中の機種は落下しない構造に変更
なお、現在出荷中の機種については、落下が想定される環境下での設置においても、落下しない構造に変更している。(在庫限りや流通にある一部の商品など、構造変更実施前の商品については落下防止用ワイヤーの同梱対応を実施している)。
<落下が想定される設置方法>
なお、設置されているプロジェクター本体が傾いている、または金具から外れかかっている場合は、すぐに使用を中止し、プロジェクター設置箇所に近づかないようにして、速やかに特別対応受付専用窓口まで連絡する。
<プロジェクターの落下が想定される設置方法、環境・場所>
以下の設置方法、環境・場所において使用の場合、ケース破損により金具からプロジェクターが落下する可能性がある。なお、油や煙、揮発した溶剤・薬品が存在しない環境(一般的な会議室や一般教室など)では、ケース破損による落下は発生しない。
※家庭で月に1回程度、キッチン、ダイニング、リビングで焼き肉などをした場合でも、プロジェクター設置後、数年の歳月をかけて落下に至る可能性があるので注意が必要。
【対象機種】
今回の対象機種は、1994年以降に製造された全429機種のうち300機種となる。(2022年7月15日現在)
<現在弊社出荷中商品の対象機種>56機種中8機種
EB-1795F/1785W/1780W/2265U/2155W/2065
EF-100BATV/100WATV
<在庫限り商品>11機種
EB-535W/536WT/685WT/695WT/1440UT
EB-G7900U/G7400U/G7000W/G7800
EB-L610U/L610W
※以上の他、現在は販売が終了している281機種も対象となる。型番の確認方法は、ホームページ内の「対象機種の確認方法」で確認できる。
<「エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口」>
電話番号:0120-411-636
※上記番号を利用できない場合は、042-511-2974 を利用する。
受付時間:月~金 9:00~17:30
※祝日・同社指定休日を除く。なお、CM放映期間中の7月16日・17日・18日・23日・24日の土日・祝日は対応する。
※型番の確認方法は、ホームページ内の「対象機種の確認方法」で確認する。
インターネットでの申し込み:以下のWebの「インターネットで申し込む」ボタンから申し込む。