プログラミング教育に期待することの上位3位は「ITへの理解を深めること」「創造力を育てること」「将来の役に立つこと」ということが、クラシエフーズが小学2年生から4年生の保護者を対象に実施した調査から明らかになった。
■半数の母親がプログラミングで「ITへの理解を深めること」を期待する
母親400人に対してプログラミング教育に期待することを聞いたところ、最も多かった回答は「ITへの理解を深めること」(45.5%)だった。以下「創造力を育てること」(40.8%)、「将来の役に立つこと」(39.8%)と続く。
■プログラミングを学んでいる子供の母親の方が期待値が高い
プログラミングを学んでいると回答した子供の母親も「ITへの理解を深めること」(49.5%)と回答した人が最も多かったが、「創造力を育てること」(49.0%)、「論理的思考を育てること」(44.0%)、「表現力を伸ばすこと」(31.5%)、「個性を伸ばすこと」(22.0%)もプログラミングを学んでいない子供の母親と比較して期待すると回答した割合が多かった。
■約4割の子供がプログラミングを学んでいる
小学2年生から4年生の子ども636人に対して、プログラミングを学んでいるかを聞いたところ「学んでいる」と回答した人は37.6%だった。さらに、プログラミングを学んでいると回答した子ども200人に対して、どこで学んでいるかを聞いたところ全体の29.5%が「学校の授業以外で勉強している」と回答した。
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■学校以外ではオンライン、塾、家庭などでプログラミングを学ぶ
学校以外で学んでいると回答した子供に対して、どこで学んでいるかを聞いたところ「オンライン教材で」(40.7%)、「塾やスクールに通って」(33.9%)、「家でキットを使って」(32.2%)など様々な場所やコンテンツを使って学んでいる様子が明らかになった。
■プログラミングはゲーム感覚でできるところが楽しい
プログラミングを学んでいる子供200人に対して、プログラミングを学ぶことは楽しいかを聞いたところ、全体の73.0%が「楽しい」「やや楽しい」と回答。さらに、「プログラミングが楽しい」と回答した子供に対して、どのようなところが楽しいかを聞いたところ最も多かった回答は「ゲーム感覚でできるところ」(53.4%)で、以下「PCやタブレットを使えるところ」(42.5%)、「自分の思った通りに動かせるところ」(30.8%)と続いた。
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■母親の4割がプログラミングについて詳しく知っている
母親400人に対して、プログラミング教育についてどの程度知っているかを聞いたところ、全体の40.8%が「名前と概念を知っている」、40.8%が「名前のみを知っている」と回答した。
■授業でやっていることも回答できる母親は約1割
プログラミングを学んでいる子供の母親では13.5%が「授業で何をやっているかを詳しく説明できる」と回答。48.0%が「名前と概念を知っている」、32.5%が「名前のみを知っている」と回答した。また、プログラミングを学んでいない子供の母親では、33.5%が「名前と概念を知っている」、49.0%が「名前のみ知っている」、15.5%が「知らない」と回答した。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
対象エリア:日本全国
調査対象:小学2年生から4年生までの子供とその母親
サンプル数:プログラミングを学んでいる子供と母親200組/プログラミングを学んでいない子供と母親200組
調査実施期間:2022年6月7日~10日
調査実施機関:株式会社ネオマーケティング