宮城教育大学と内田洋行は教育ICTを活用する大学施設のネーミングライツ(施設命名権)取得に関する「ネーミングライツ事業実施契約」を締結。2022年7月から宮城教育大学の「5号館1階共同利用スペース1~5」を「内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)」としてオープンする。
■学生同士が相互に交流する場を目指して
「内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)」の名称には、様々な研究成果やノウハウを組み合わせながら、学生同士が相互に交流を行い、啓発し合う革新的な実験場という思いが込められている。
■最新のICT機器やネットワークを自由に運用
この実験場では、最新のICT機器やネットワーク、アプリケーションを実装した最先端の学修環境をシンプルな操作で利用シーンに応じ、自由に運用することができる。可動性を重視したファニチャーで、即興的にレイアウトを動かしながらグループワークを行い、躍動感のある議論を醸成する。
■ラボを有効に活用しながら情報教育の推進と人材育成に貢献
内田洋行は、小中高大を通じて教育ICTの環境づくりやアクティブ・ラーニング、協働学習施設の構築で先導的な役割を果たしている。こうした知見を活かし、「内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)」を有効に活用しながら、宮城教育大学との共同研究等を通じて、新たな教員モデルの検討やセミナー開催など東北地域の更なる情報教育の推進と人材育成に貢献する。
【宮城教育大学 村松隆学長 コメント】
宮城教育大学では、今年度入学した学部1年生から、これまで教科ごとの縦割り方式での配属を改め、全ての教科の教員が学生一人ひとりの教育に携わり、学校現場で求められる総合力を涵養していく体制を実現しました。その中で今後最も求められる教師としてのスキルの一つが情報活用能力ではないでしょうか。
今の子供たちは人類史上初のデジタルネイティブであり、ICT 機器、デジタルリテラシーの習熟は大人の我々の想像を超えています。学修の個別最適化を進めていくには、これまで長い歴史の中で積み上げてきた学校教育の知見、最新のICT機器を用いた先端的な授業及び技術、そして、次世代の児童生徒のデジタルネイティブとして高い資質をこれまで以上に上手く組み合わせていくことが必要です。
ネーミングライツ事業は、本学がこのような取組を進めていくに際して、学外の様々な方々と共創的な取組をすすめることが有意義と考え、昨年より募集を行い、内田洋行が応募してくださいました。これからも、宮城教育大学では、地域の教員養成・研修の中核を担うべく、内田洋行をはじめとして積極的に共創関係をつくりながら各種カリキュラムの実践や教育方法の開発に取り組んでまいります
<施設概要>
施設名称:内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)
ネーミングライツの契約期間:2022年4月から2027年3月まで