EDUCOMとClassiが共同開発した小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」は、2022年8月にEDUCOMの統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th(以下C4th)」とデータ連携を開始する。
■校務の情報化にあたりセキュリティ面に不安が
学校において保護者・学校間の連絡ツールや校務支援システムの導入が増える中、文部科学省が2021年12月に実施した専門家会議でも、校務の情報化がテーマとして議論され、セキュリティ面の不安による校内情報データ連携の困難さが課題としてあげられた。
■ICTの効果的な活用にデータ連携が不可欠
児童生徒の成績や健康状況などの機密情報が含まれる校務支援システムは、学校の内部ネットワークの中に閉じられた状態で運用されており、安全管理の観点からインターネット接続が必要なWebサービスとは切り離されているケースが多い。こうした状況を踏まえ、EDUCOMとClassiは教育の場でICTをより効果的に活用するためにはデータ連携が不可欠でありWebサービスと校務支援システムを安全に繋ぐサーバーが必要という結論に至った。
■自治体ごとに専用の中間サーバーを構築
今回、EDUCOMとClassiは学校現場における業務負担軽減を目指し、保護者連絡Webサービス「tetoru(テトル)」と統合型校務支援システム「C4th」との連携を実現。両社の知見を活かし、自治体ごとに専用の中間サーバーを構築することで、内部ネットワークとインターネットを安全に接続する。
■保護者からの欠席連絡をC4thの画面上で確認
この安全な接続環境により、教員はtetoru内で通知される保護者からの欠席連絡を校務支援システムに転記する必要がなくなり、欠席情報をC4thの画面上で確認し、手軽に「C4th」にある出欠管理機能とデータ連携することが可能となる。
■今後も「C4th」と「tetoru」とのデータ連携を推進
今後も、「C4th」上の名簿機能など「tetoru」とのデータ連携を進めていく。子供の状況を可視化することで、教員と保護者が共に子供たちの成長を見守る機会を増やし、子供たちの健全な育成環境づくりを支援する。
<サービス詳細>
サービス名:tetoru(テトル)
サービス概要:小中学校向け保護者連絡サービス
基本機能:学校からの連絡配信、保護者からの欠席連絡
新規リリース機能:統合型校務支援システム「C4th」とのデータ連携
ポイント:
・tetoru単体は無料で導入、利用できる。「C4th」とのデータ連携を利用する際には別途EDUCOM製品のオプション契約が必要
・「C4th」とのデータ連携を希望の場合は自治体単位での申し込みが必要
申込み方法:tetoruについては以下のWebから問い合わせる